校長メッセージ
秋田県立横手高等学校全日制課程のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、明治31年(1898年)秋田県第三尋常中学校として設立され、今年度創立127年目を迎えました。校舎は東に御嶽山、西に鳥海山を仰ぎ見る緑豊かな美入野の丘に立ち、校舎の背後に位置する小高い丘「裏山」は、同窓生にとって思い出深い特別な場所として親しまれております。文武両道を貫いて自らを磨き、この学び舎を巣立っこの学び舎を巣立っていった卒業生は、2万8千人を超え、県内はもとより国内外においてめざましい活躍をしております。
本校には生徒にとって指針となる3つのことばがあります。一つは「青雲の志」で、雲をかたどった校章が示すとおり、雲のごとく高い理想を目指して進むべきことを表しています。もう一つは「剛健質朴」。心身ともに健康でたくましく、かつ誠実で飾り気がないことを表し、校歌の中で、本校生の理想の姿として謳われています。最後に「天佑自助」。「天は自ら助くる者を佑く」を意味し、日々たゆまず研鑽を積み、主体性をもって自らの人生を切り拓いていくことの大切さを教えています。
生徒たちは「剛健質朴」の校風の下、「青雲の志」を抱き、「天佑自助」の精神で勉学に励んでおり、難関大学や医学部医学科などにも数多く入学しています。また、勉学ばかりではなく運動部・文化部ともにその活動が充実しており、学業と部活動を両立させながら全国レベルの大会に進出している部も数多くあります。
学科は普通科と理数科がありますが、高校入学段階では学科の区別をせずに一括して募集を行い、自分の興味・関心や適性などを十分に考えたうえで、2年生から普通科と理数科にクラス編制を行います。普通科はさらに文型・理型の2コースに分かれることにより幅広い進路選択ができ、理数科は自然科学分野について深く探究し、課題研究を通して科学的なものの見方を磨き、研究の実践力を培うことができます。
現在、学校施設の整備中で、管理校舎棟は昨年度完成して新校舎での学校生活がすでに始まっております。これから体育館や陸上競技場等を順次建築・整備していく予定です。
横手高等学校はこれからも新しい時代にふさわしい学びを追求し、それを支える学習環境の充実に努め、さらなる躍進を目指していきます。今後とも本校の教育活動へのご理解とご支援を、よろしくお願い申し上げます。
令和6年4月 第48代校長 佐藤真之