3月22日、23日、1泊2日で東京地区大学見学会を実施しました。東京大学をはじめとする都内の難関大学を見学し、進路意識と学習意欲を高めてもらうために例年行っているもので、本校卒業の現役大学生との懇談の席も設けられ、この会の参加者の中から、東京大学をはじめとする難関大学へ合格する例も多く見られます。
3月22日は、東京工業大学、一橋大学を訪問し、東京工業大学では第5類に在籍する石山泰地さん(本校111期)、一橋大学では経済学部に在籍する松井悠さん(本校112期)に構内を案内してもらったり、難関大学合格へ向けての学習姿勢や方法について、また大学生活の実際について、生徒たちの質問に答えてもらいました。
参加生徒からは「難関大を目指すにあたって具体的に何をするべきかわからず、不安を抱えていましたが、自身の経験からたくさんのアドバイスを教えていただいたことで、不安がやわらぎ、またこれから自分がどのように受験期をむかえればよいかが見えてきました。」という感想や「大学生活についての話を聞いたり、使っている教科書を見せてもらったりして、非常に充実した時間を過ごすことができました。さらに、高校時代役に立った参考書を頂いたので、有難く使わせていただこうと思います。」という感想などがありました。
3月23日は、東京大学を訪問し、赤門や安田講堂を見学したあと、理学部に在籍する熊澤嘉宏さん(本校109期)、経済学部に在籍する松井峻さん(本校110期)と懇談をしました。学年ごとに受験に向けて何をすべきかや、学習の質やモチベーションを高めるための工夫、就職後も見据えた大学受験や大学生活についての現況や課題について、具体的に話がありました。
参加生徒からは「『甲子園を目指さない高校球児はいないように、東大を目指した』ということばに衝撃を受けた」という感想や「赤本や予備校の合格体験記には、首都圏の高校出身の人しか記載されておらず、自分と異なる状況にある場合が多かったのですが、本校の先輩という自分に近い状況の方々から多くのアドバイスをいただけて、これからどう計画していけばよいかという点で、とても参考になりました。」という感想などがありました。
また、駿台予備学校お茶の水3号館を訪問し、福本倫子先生に「難関大学進学に向けた高校生活のあり方」という題でご講演いただき、「大学や各学部の方針の重要さに気付きました。また、勉強の仕方については、部活動が続くため、『質』を高めるようにしていく必要があると思いました。」という感想や「難関大を目指す意義と心構えを学ぶことができた。『時間は創るもの』という言葉が印象に残っていて、忙しい中でも工夫して自ら時間を創造していくことが大切だと知った。」という感想などがありました。2日間天候にも恵まれ、大学進学や就職後を見据えながらこれまで以上に意欲的に学校生活を送れるような刺激に富んだ大学見学会になったようです。