令和3年2月11日(木)秋田ふるさと村にあるドーム劇場を会場にMDS基礎成果発表会が行われました。この会は1学年に設けられた学校設定科目である「MDS基礎」の”総まとめ”として行われたもので、授業で学んだ統計学とデータサイエンスの知識を活用して、決められたテーマに即した課題を自分たちのなりの切り口で分析、考えることに取り組んだ成果を発表し合いました。
発表会は秋田県立大学副学長の吉澤結子先生、システム科学技術学部の木村寛先生、嶋崎真仁先生、高校教育課の伊藤匡先生を迎えて行われました。新型コロナ感染対策のため一般への公開は行われなかったものの、生徒家族の希望者約百名を加え盛会となりました。
午前中は校内選考で選ばれたクラス代表7つの班がステージ発表を行った後同班のポスターセッションを実施しました。午後はクラス代表以外の全28班を2グループに分けて時間を区切ってポスターセッションを行いました。ポスターを囲んで集まった参加者を前に決められた時間内に数回の発表と質疑応答を行い、活発に意見交換が行われました。
今年度のテーマは「横手市(または秋田県)の観光に関連した調査統計」。「イルミネーションと かまくら のコラボ」の提案や「グランピング」の提案などアンケートの結果を統計処理した根拠を基にして新しい観光の形を思い思いに提案しました。
ポスターセッションの後、秋田県立大学の嶋崎先生による『「統計」教育の先にあるもの』という演題による記念講演が行われ、同大木村先生からも発表へのご講評をいただいて、最後は参加者の投票で得票数の多かった3グループが表彰されて会は閉じられました。