静動

今年度も第1回青雲の志講演会plusが実施されました。

昨年同様秋田県立大学教授木村寛先生をお招きして、「統計学で解き明かす科学——データサイエンス入門——」という演題でお話を伺いました。

本校1年生が履修する学校設定科目「MDS基礎」における目的の一つとして、高度情報社会を生き抜くための統計学的な知見や視座を学ぶことが挙げられます。今回はその第一歩として1年生を対象に、親しみやすい例を挙げながらご説明いただきました。

「走り幅跳びの選手の飛距離の予想はどうなるか?」、「iPhoneの全国の高校生の利用率はいくらか?」などの親しみやすい例を出しつつ、統計学の観点から予想を立てるなど、高校生にとっても知的好奇心を喚起されるものでした。

「行きは時速60キロメートル、帰りは時速40キロメートルの場合、平均時速は時速50キロメートルではない。平均時速はいくらか。」という問いについては、生徒も答えを出そうとよく考えていました。

統計学や研究の基礎となる、大変実り多いお話をお聞きすることができました。9月には県立大学のキャンパスへ出向いて講義を受講する予定ですが、それまでの間に自分でそれぞれ理解を高めていきましょう。

木村先生、どうもありがとうございました。

 

 

 

 

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