MDS基礎【第1学年全員】
-(2018年度より実施)
MDS基礎とは
第1学年では「数学」と「情報」を融合して、来たる高度情報化社会で活きていく生徒達のためにICT機器の活用と統計学を軸としてデータの分析手法や表現方法について実践的に学んでいく授業になります。
1年間の学習の流れ
夏休みまでは数学Ⅰの「データの分析」の単元を、コンピューターを活用しながら具体的なデータを用いて実践的に取り扱うことを習得します。身の回りに氾濫するデータに溺れることなく、その中から必要な情報を抜き出し活用する力を育成します。将来社会で活躍するためには文型、理型を問わず必要な能力です。
授業ではG Suite for Educationを使用します。G Suite for EducationはGoogle社より無償での使用許諾をいただいており、秋田県内の教育機関では初めての導入になります。
必要なデータはすべてオンラインで取り扱い、必要であればご家庭のPCやスマートフォンからもアクセスすることができます。このため、グループでの協働作業等を今まで以上に活発に実施することが可能になりました。
夏休み後に実施される「MDS基礎 in 秋田県立大学」では、1年生全員が秋田県立大学本荘キャンパスに赴き、数学Ⅰ「データの分析」で学んだことの先にある「統計的仮説検定」という考え方について学びます。「統計的仮説検定」を学ぶことでたくさんのデータから意味のある事柄を浮かび上がらせることができ、それを基に議論を進めていきます。
その後約半年間をかけ「FTDC(Field Trim for Data Collection)」と呼ばれるPBL(Project Based Learning)型授業を行います。数人の班に分かれそれぞれが決めたテーマに対して仮説(予想)を立て、それを立証するためにアンケート調査を実施します。調査項目の決定から調査計画の策定までもそれぞれの班が独自に行いその結果を集計・分析にかけ、2月に行われる成果発表会に向けてプレゼンテーション資料とポスター資料を作成します。